議会や企業など、日本には根拠のない無意味なルールが多い。自分たちの中だけで通用する世間というルール。しかし、実際の社会には自分たちとは違う立場や異なる意見を持った他者が生きている。多様性を受け入れなければ、もうやってはいけないと皆が薄々感じている。だから「窮屈さ」を日本社会に感じる人は多い。今起きているのは、これまでのルールじゃダメだという人たちと、どこに向かっていけば良いのかわからないから、とりあえず「守る」という価値観の人たちの攻めぎあい。守る側の人たちに求められるのは、自分のキャパシティと視野を広げるための経験や努力や柔軟性。それがないと「けしからん」となって、排外的になり、ますます多様性や対応力のない社会になってしまう。世の中では「インクルーシブ」や「ダイバーシティ」など言われているが、多様性を受け入れることが、結果的に公正で平等な社会を作ることに繋がる。日本社会に対するこうした問題意識を持った人が、もっと地方議員や教師や警官や市役所の職員になるべきだ。もちろん変えたい側の人間にも「謙虚さ」が求められる。騒いだ後は、ビーチのゴミ拾いぐらいして帰るべきだ。
<動画は撮影で訪れたビーチで出会した、留学生が故郷を想い、楽しんでいる場面>
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