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  • respectohadano

言論の自由その5

更新日:2022年1月27日

ここ数日、議長及び議会局と骨の折れるような話し合いを続け、結局、今回の「議会だより」には掲載しない方向(欄外に注釈だけ載せる)で、1月31日(月)の議会報編集委員会にはかられることになりました。下記にその注釈とこれまでの経緯を説明した議会局からのメールを載せておきます。


今回の件、議長の権限で議事録から僕の発言の一部が削除されたことから全てが始まっています。戸川土地区画整理事業の部分だけではなく、ジェンダーに関する部分の発言も取り消されていることから「やり過ぎ感」は否めない。しかし裏を返せば、保守系議員の方々が僕の発言に相当腹を立てている、「絶対に許せない」と思っているのだと思います。


ただし、僕は何も「侮辱」するつもりで話したのではない。戸川の件に関しては、これまでの一般質問で散々細かく、理詰めで話をしてきた。一議員として発言できることは全て話してきた。その上で、市長選挙の前(12月議会)に、最後に改めて主張すべきこととして、


「この事業が止めなれないのは、昭和のやり方を踏襲する思考停止に陥った行政が、この開発で仕事がほしい業務代行予定者と土建業者、農地を売りたい地権者、これらの組織票がほしい政治家など、既得権を持った一部の人たちの利益を優先させるため。」


という表現に至った。


改めてこれを読み返しても「的をいた意見」ではあると思うし、一議員の意見を削除できてしまう構造上の問題に疑問を感じざるを得ません。2年半前、僕がまだ議員になる前に、戸川土地区画整理事業に関する2500名の署名付き陳状書が「議員配布に留める」という形で議会で話し合われることすらなかった。あの時と全く同じ構図なのです。具体的に言えば、議長や議会運営委員会正副委員長の権限で、都合の悪いことは「揉み消せる」という構造上の問題


そして今回の件がなにより

「既得権を持った一部の人たちの利益が優先されてしまう」という今の議会運営を物語っているのではないでしょうか?


(注釈案)

伊藤大輔議員の一般質問において、執行部への侮辱発言などの※不穏当な発言があり、市議会における言論の品位に欠けると判断し、秦野市議会会議規則の規定により議長が発言を取り消しました。

これを受け、自身の主張を正確に表現するためには削除された発言部分が不可欠であるとの申し出があり、一般質問の記事の掲載を見送りました。


用語解説 ※不穏当な発言…意見や批判の発表に必要な限度を超えて議員その他の関係者の正常な感情を害するような無礼の言葉など、一切の不適切な発言のこと

(議会局からのメール)

市議会議員 伊藤 様


 お世話になっております。

 先ほどは、ありがとうございました。


 協議の結果について、以下にまとめましたので、ご確認をお願い致します。


(1)議長から提案した「削除該当箇所を言い換えて掲載する案」や「削除該当箇所を削り掲載する案」については本人の主張が伝えられないことから受け入れられないこと

(2)伊藤議員から提案された「削除該当箇所を黒丸(●)表記とする案」については、質問内容を市民に伝えられないことから受け入れられないこと

(3)(1)及び(2)が受け入れられないため、伊藤議員が妥協案として提案された「自身の一般質問の記事自体を掲載しない」形とし、正・副委員長で検討することとなった。

(4)(3)にあたり、伊藤議員から「掲載されていない理由について注釈を入れてほしい」との提案があったこと


 また、注釈案についても添付ファイルのとおりお送りいたしますので、併せてご確認いただくとともに、1月31日(月)の議会報編集委員会にはかることといたしますので、ご承知おきください。


 お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。


 秦野市議会議会局議事政策課 

 電話:0463-82-9652

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