16日は文教・福祉委員会。普段話さない与党議員(注1)の話にびっくり。例えば野外活動センターの運営について「なるべく多く地元の人を雇って下さい。要望です。」えっ、これで終わりなの?これって何も考えていないでしょ?こういう熱も自覚症状もない話を、朝から晩まで副市長や我々議員含め、20名の大人がつまらなそうに、心の中では意味がないと思いながら聞いている。生産性は、ほぼなし。でもこれが形骸化した議会の実態。
(注1)
首長と議員がそれぞれ別々の選挙で選ばれる二元代表制では、基本的に議会はチェック機関としての野党的機能が期待される。国会のように、議員の中から内閣総理大臣を選ぶ議院内閣制ではないので、そもそも与党vs野党みたいな考え方自体がおかしい。
しかし、日本の多くのローカル議会では、首長の支持勢力として地方議会がオール与党化している場合が多い。また、「口利き政治」をもっぱら得意とする議員は常に与党会派に所属する傾向がある。なぜなら議員として有権者から託された約束(口利き)を実現するためには、首長の支持勢力になる方が何かと便利だと考えている議員が多いからだ。彼らは議会に提出される議案には基本的に反対しない。だから地方議会では執行部(行政)が提案する議案のほぼすべてが無傷のまま可決されてしまう。彼らに議員としての存在価値はない。賛成・反対の理由すら述べずに、黙って「いいね」のボタンをクリックしているようなものなので、ただの頭数の役割しか果たしていない。
こういう現状に、一人でも多くの市民が早く気がついて欲しい。まだ気がついていない人に、やさしく教えてあげて欲しい。そして、対面でも、SNSでもなんでもいいから拡散して欲しい。伊藤一人の発信力には限りがある。現実を1ミリでも良い方向へ動かしたい。
質問をさせてください。
まず、議員が仰ることだと思うので事実でしょうが、委員会の会議録にも残るので、秦野市議会のHPにアップされると思いますが、いかがですか?
やはり、大きなムーブメントを作るには、第三者が見ても明らかな根拠が必要だと思います。
また、これが本当に事実だとしたら、この与党議員は本当に専門知識も何もない、肩書きだけの人だなと。
そこそこいい年収で、この委員会で「なるべく多く地元の人を雇って下さい。要望です。」の一言で済むなら、誰でもやりたいなと思います。下衆な考え方ですが。
きっと、地元との懇談会や意見交換などもあると思いますが、それであれば議員でなくてもいいし、議員でなければできない仕事が、こういう議会関係の場で積極的に意見をして、市をより良い方向に変えていくべきなのではないかと。
それができないのなら、税金がもったいないので辞めてもらって、もっと熱意のある大学生にやってもらった方が、よっぽど市のためになると思います。