ある市民の方から全議員と議会局宛に届いた一通のメール。
議会をよく観察されていて、率直なご意見を頂きました。
こうした市民の監視の目がないと、プレイヤー(議員)は育ちません。
ブラジルサッカーが強いのは、国民が選手一人一人のプレーを厳しく見張っているから。
今の秦野市議会は、無観客試合にあまりにも慣れ過ぎてしまった弱小野球部のようなもの。
公務でお忙しいところ、突然失礼します。
本日閉会予定の秦野市議会令和3年9月定例会における3日間の一般質問を、秦野市議会議会中継システムを通して拝聴した中で、一市民として感じたことを意見させて頂きます。
批判的な内容ばかりで、鬱陶しさを感じるかもしれませんが、ご容赦ください。
まず、居眠りをしているもしくは、居眠りをしているように思われる議員や執行部職員がいたことは、言語道断です。
一般質問1日目には高橋文雄議員が、2日目及び3日目に掛けて川口議員が居眠りをしているように見られます。執行部職員としては、都市部長がそのように見られます。
秦野市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例に基づいて、多額の報酬を毎月、そして期末手当を受け取っているにも関わらず、議員の職務の本分の一つである市議会にてこのような姿勢は由々しきことです。
仮に居眠りでなく、目を瞑って聞いていたとしても、議員という立場かつ市議会という場所で、そのように見られるようなことは議員に相応しくない行動です。
高橋議員をはじめ議員の年齢構成は、比較的高めではありますが、皆さんは自ら市議会議員へ立候補して、市民の負託を受けて選ばれている人であり、私達の税金からなる報酬を得ている限りは、全議員は秦野市議会議員政治倫理規程の第3条第6号にあるように市民全体の代表者として品位と名誉を損なうような一切の行為を慎むべきです。
今やFNNプライムオンラインなどで、議会中の居眠り議員特集を組まれるほど、議員の素質が問題視されている昨今です。
今回はFNNへの情報提供は控えますが、もし、12月定例会でも同様の事案を確認したら、次はFNNへ情報提供します。
子どもが学校の授業で居眠りをせず、目を瞑って先生の話を聞かないように、私達大人が職場で仕事中に居眠りをせず、目を瞑って上司の話を聞かないように、議員の皆さまは議会中に居眠りをせず、他議員などの話を目を瞑って聞かないでください。
それでも、そのような議員が出た時は、先輩後輩関係なく他の議員や議長が起こしたり、注意を促すことをするべきだと思います。
次に、2日目の伊藤議員ですが、質問や提案などで熱意をもって話されていることは、市民としてもとても期待がもてますが、声が大き過ぎて、スピーカーやイヤホンなどを通すと音割れしてしまいます。
議場では広い空間なので問題ないと思いますが、議員の発言はオンライン公開されていることも承知した上で、声量を考えて発言してください。
次に、2日目で議長代行を務められた谷議員ですが、伊藤議員の質問に対して総務部長が答弁している中で、傍聴席から「聞こえないぞ」と発言をした傍聴者に対して「静粛に願います。」と注意しました。
これ自体は悪いことではありませんが、そもそも、この発言が出た原因は総務部長の声量が小さかったためです。
ここでは議会を運営する議長として、「静粛に願います。」の発言後に、「総務部長、もう少し大きくはっきり答弁してください。」と言うべきだったと思います。
市民の協力を得て市政運営をしている行政側も、市民の付託を得て活動している議会も、傍聴しに来た市民に対して、常に敬意を表すべきです。
次に、全体を通してですが、議員として不必要な発言を控えてほしいことです。
例えば、2日目の横溝議員からは「ミレニアム開発目標、いわゆるMDGsですかね。間違っていたら訂正してもらいたいのですが…」という発言がありましたが、正直、そのくらいの基本的知識は頭に叩き込んでおくべきです。
また、3日目の露木議員は途中で機器のトラブルの際に笑いながら「メカに弱くてさ」という発言も、これから社会的にデジタル化を進めていく中で、違和感を覚えました。
もちろん、秦野市や市議会も状況に応じて、デジタル化を進めていく中で、大丈夫かな?と不安を感じました。
議員として最低限な知識を持っておくだけでなく、議員として相応しい能力をもつように努めてください。少なくとも、そのような姿勢ご自身にあれば、今回の発言は出てこないと思います。
最後になりますが、質問と答弁の内容に違和感がありました。
今回、新型コロナウイルス感染症に関する質問が多くありました。もちろん、現在の社会情勢を考えると、多くの議員が感染症への市の取り組みに対して質問することはわかります。ただ、これに対する市の回答は概ね何度も何度も同じことを言っていることがありました。
議会の質問と答弁は、事前に概ねの内容調整をされるとのことです。限られた時間の中で質問と答弁をされるので、事前調整の段階で質問内容が被る議員が多くいるときは、いくつかの議員に該当質問を任せて、他の議員は他の事項について質問するなど、より広く市政の各事業に対して質問をした方が、効率良く市政の監督などできると思います。
次に、答弁についてですが、今回は一般質問でありましたが市長からの答弁を求めた案件がいくつかありました。
例えば、2日目の谷議員からの質問については、市長の政治姿勢に関するものであったため、これは必要なものだったと思います。
話が逸れますが、そもそもこの質問に対して「これは質問なのか?来年1月の選挙のための応援演説にしか聞こえない。有益な時間を無駄にするなよ。」と冷めた目で見てましたが、それは置いといて、答弁するべきだった人が答弁したので適切だと思います。
ただ、それであれば2日目の伊藤議員によるパワーハラスメントの質問に対する最後の答弁も、市長がするべきだったと思います。
秦野市役所という会社の社長として、職員という社員に関わる答弁だったので、市長がするべきだったと思います。
以上となります。
これに対して、議会を運営する組織として、議事政策課や市議会議長の立場からの意見をお願いします。
ワニです。データアナリストです。
伊藤議員は今の議会を変えようとしているようですが、この市民の意見に伊藤議員に対するコメントもあって、それに対して謝意を示したり反論するなどリプライせず、何も触れていない時点で、あなたも既にこの議会に迎合されているのでは、と思う今日この頃です。