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矢坪沢の水路整備計画について

「人口増」「経済成長」前提の社会を改めなければならない。


日本の国土の3分の2(約67%)は森林である。

スウェーデン(人口約1000万人)やフィンランド(人口約550万人)も確かに森林の多い国だが、人口の数で言えば、日本の10分の1以下の”小国”である。


熱帯雨林アマゾンのあるブラジルでさえ、国土に占める森林は57%、 フランスやEU諸国も、せいぜい10%〜30%である。


日本のような”大国”でこれだけの森林を有している国は珍しいという。 それなのに、自国で排出したCO2を吸収しきれないのは、明らかにおかしいことだと思う。それだけ現在の日本の人口は、過剰だとも言える。


サステナブルな未来を考える時、今後は人口は減り、経済は現状維持もしくはゆるやかな下降を前提とした社会を考えなければならない。


コンクリートの使用が極めてCO2の排出に悪いそうだ。 全CO2の8%から10%は、セメントを作る過程で排出される。


今後は極端にCO2を排出するセメントの使用をやめる。 鉄骨コンクリートに代わり、CLTなどの新しい木造建築材を使った建築物を考える必要

がある。


今日は、戸川土地区画整理事業の説明会の最終日。

森林を伐採し、両側(法面)をコンクリートで固める矢坪沢の水路整備計画に、CO2削減の視点は一切ない。


僕はこれまで、戸川土地区画整理事業を語る際、環境の面からの反対意見をあえて避けてきた。

なぜならこの問題は、いつも環境重視派(反対派)と経済重視派(賛成派)の単純構図で語られてしまいがちだからだ。

経済重視派(賛成派)の人に、「この事業は経済政策としても間違っていますよ」と証明したかったのだ。



しかし、昨年6月に「市に気候非常事態宣言を求める陳情」を採択している秦野市議会としては、地球温暖化の面からも、この計画を一度真剣に話し合わなければならないと思った。

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