「会派主義をとる秦野市議会では、人事において、僕のような無所属議員が入る余地も、口を挟む余地すらない。」と前回のブログに書いた。
今日はその補足説明。
民主主義の根本に関わる大切なことなので、是非最後まで読んで頂きたい。
今回の人事で僕が一番「不平等」であると感じたのは、監査委員や二市組合議員や議会運営委員会のメンバーを決めるのに、無所属議員は一切関与できないということ。
決めるのは、それぞれの会派の代表者からなる代表者会議。
秦野市議会では、会派に属していない僕のような無所属議員は、この代表者会議に出席することができない。
ちなみに小金井市議会では、1人会派も会派活動を保証しており、代表者会議にも出席できるし、そこでの人事協議も一緒に行える。かつて、1人会派で議長をやった方もいるし、正副議長ともに1人会派だったこともあるそうだ。
現在は11会派中6会派が1人会派ということで、結構民主的な議会運営ができているとのこと。
秦野市議会の体質がいくら古いとはいえ、無所属議員の扱いにこうも違いが出るものなのか。
やはり、自由や平等の権利は与えられるものではなく、自らが声を上げ、勝ちとるもの。
しかし、現実はそう簡単には動かない。
既得権を守りたい会派主義の議員に話をしても「慣例だからしょうがない」の一言で終わってしまう。
本当はこういう時に議会局が公平中立的な立場で動かなければならない。
しかし、以前このブログにも書いたとおり、議会局にいる職員は、独立した立場にあるのではなく、建設部や高齢介護課といった普通の職員と一緒。
自分の将来の出世と公平中立な議会運営をする本来の役割を考えたときに、前者を選ぶのが役人的発想であり、”無難”なのだ。
「どうして無所属議員は人事協議に参加できないのか?」
「どうして秦野市議会では一人会派を認めていないのか?」
このシンプルな問いの答えを追求していきたい。
そして、僕も含め他の無所属議員に投票した市民の方にも声をあげて頂きたい。
「どうして自分の選んだ議員と他の議員との間に”不平等”が生じるのか?」と。
秦野市議会局<電話番号>0463-82-9652
Comments