- respectohadano
政策的提言
更新日:2022年10月19日
最初に皆さんに質問です。
「ある実行計画において、縦割り行政を解消し、横の連携を強化して、取り組むべきだ」
これが政策的提言になると思いますか?
昨日は文教・福祉委員会。今年度から通年制議会となり、行うことになった政策的提言(年度末に議長が報告)の今後の進め方が話し合われました。
委員長、副委員長含めメンバーは8人。ファシリテーション能力のない進行、人の話を最後まで聞かない議員、取り組み自体そのものが既に目的化しまっていることなど、さまざまな要素が相まって、議論は全く噛み合わない。
とにかくプロとして、アウトプットするべきもの(ゴール設定)を意識して、そこから逆算して、いかに取り組んでいくのかが大切である。この場合のアウトプットとは、議員提出議案なのか?条例制定なのか?ただの要望なのか?どのレベルの政策的提言を目指すのかを話し合い、皆で意識を共有できない限り、良い結果など望めるわけがない。
しかし、この閉じられたローカル議会では、こういった世間一般でよく言われているような当たり前のことすら、共有することがものすごく難しい、、、
昨日は縦割り行政の問題点が話題になっていたので、冒頭の
「ある実行計画において、縦割り行政を解消し、横の連携を強化して、取り組むべきだ」
これが政策的提言と言えますか?という問いを投げると、それはあなたの意見であって、委員長に意見を求めるべきではないとか、議会としてこれを提言することは「重み」があるという意見が出ました。問いに対する直接的な答えがなかったことや他に意見が出なかったことから、他のメンバーの皆さんは、これで良し、これが政策的提言であると認めていること
がその場の空気で伝わってきました。
もちろん政策的提言はこれまで議会が取り組んでこなかった新しいことであり、困難は当然。議論がぶつかり合うのもしょうがない。
しかし、言われなくとも、わかっていること(要望)を聞かされるほど、職員は暇ではないし、わかってはいるけど解消できない要因やその具体的な解決策を見出せない限り、本当の政策的提言とは言えない。また「重み」が相手の行動にどういう影響を及ぼすのか?をきちんと考えない限り、それはただの「傲」でしかない。伝えることは手段であり、目的ではない。
とにかく各議員の一般質問(論より証拠)を聞くと、”本気度”は、すぐにわかる。
熱のない、プレゼン自体が目的化した話を聞くのは、骨の折れる作業。正直、現代人はそこまで暇ではない。しかし、”中身”を自分の目で確かめる、成熟した市民が増えない限り、議会における議論のレベルなど上がるはずはない。
「ブラジルサッカーが強いのは、国民一人一人が選手のプレーをよくみているから」
市民の皆様には、各議員が普段どんなことをいっているのか、動画を飛ばしながらで良いので、少しでも関心を持って頂き、自分の目で判断して頂けたらと思っております。
https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1481
https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1475