「保育所の利用環境の改善について」
資料①目次
①不適切保育の未然防止について
②保育士の配置基準について
③紙おむつの持ち帰り問題について
④0歳から2歳の保育料の値上げについて
①不適切保育の未然防止について
全国で相次ぐ不適切保育。本市でも2件の不適切保育が発覚しました。
マスコミの報道によると、去年2月、本市の私立認定こども園で、40代の女性保育士が、3人の園児の頭をたたいたほか、両足を持って体を持ち上げて移動させたなど、暴行容疑で書類送検された。また2021年10月、本市の私立認可保育園で、当時6歳の園児を転倒させて多数回殴るなど、けがを負わせたとして、傷害罪に問われた元施設長の被告の判決公判で、横浜地裁は被告に懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
悲しいことに、2件とも子どもへの暴行・虐待事件であり、我々は事態を深刻に受け止め、原因を究明し、再発防止に努めなければならない。
資料②令和5年2月21日 こども健康部長→市議会議員(事務連絡)
「2月17日に報道がありました。不適切保育に関して報告します。」
「報道があったから報告します」って、本来順序が逆だと思うのです。
去年8月に事実確認が行われて、園側も事実を認めたわけだから、この時点
で我々に報告があって然るべき。
質問-1
今回報道されていなかったら、我々に報告するつもりはなかったということ
ですか?
回答-1
質問-2
公表することが再発防止のための第一歩というご認識はありますか?
回答-2
意見
財政もそう。見られることで、これは見られてはマズイという心理が働くので改善に向け本気で努力をする。見られることで実際の数字がよくなる。公表することが再発防止のための第一歩。
また、横浜市内の保育施設で、保育士による不適切保育があったことを確認しながら、改善を求める「行政指導」までに1年以上経過していたことについて横浜市の山中市長は陳謝したとの報道が先日3月8日にありました。
本市の不適切保育は、2021年10月と2022年2月に起こった。
質問-3
園への行政指導は、それぞれいつ行われたのですか?
回答-3
意見
不適切保育が生じる背景(原因)は二つ。
1、保育士一人一人の認識の問題
昨日も部活動の指導で部員が顧問に殴られたというニュースが流れていましたが、今回の「逆さ吊り」だって、昔なら許されていたことなのかもしれない。しかし、今はこんなこと許されるはずがない、議員のパワハラの問題と一緒です。こうした認識のズレは正さなければならない。
2、職場環境の問題
質問-4
今回の事件、それぞれどちらが原因で起こった事故なのか、きちんと原因究明はできていますか?
回答-4
質問-5
この事務連絡には「県と連携し、再発防止に向け運営指導を行なっているところです」と書いてあるが、具体的に、どのような運営指導が行われたのか?一般論ではなく、本市が実際に行なった運営指導を具体的にお答えください。
回答-5
資料③不適切な保育の未然防止、再発防止に向けて
これはある民間会社が作成したマニュアルです。
1、認識の共有
①不適切な保育に関する認識の共有(保育所内での意識の徹底)
②不適切な保育に関する考え方の整理(市区町村・都道府県による整理)
③チェックリストやガイドラインの策定
④不適切な保育に関する認識の周知(行政による研修等)
2、職場環境等の整備
①不適切な保育を生じさせないため職場環境等の整備(保育所の取り組み)
②保育現場における適切な保育の実施に向けた自治体による助言•指導
取り組み事例として横浜市の例が載っている。
1、認識の共有
チェックリスト、その活用方法
2、職場環境等の整備
施設長の能力向上→自己責任論
3、不適切な保育が疑われる事案への対応
不適切保育への対応体制や対応プロセス→相談窓口の設置
横浜市は、マニュアルにそって、再発防止に向けて「通りいっぺん」のことはしていたのに、行政指導が行われるまでに1年以上もかかって、今回の山中市長の陳謝に至ったんです。
意見
僕は「職場環境等の整備」が大事で、それを(保育所の取り組み)としている点が問題だと考える。
「40代の女性保育士が、3人の園児の頭をたたいて、足を持って体を持ち上げて移動させた」
原因が公表されていない以上、これはあくまで推測の域を出ませんが、
「保育士の方に、余裕がなかったのかもしれない、、、」
全国的に相次ぐ不適切保育、その一因として、保育士の「職場環境」や「ゆとりの問題」が関係していると思うのは僕だけなのでしょうか?
保育士さんは、昼食時に一時間しっかり休みが取れているんですかね?
<続く>
Comments