カナダ、ケベック州。
ここはレストランに出てくる水道水(Tap water)が普通に美味しい!!! カナダの水道水は基本的に硬水だけどここケベックはまろやかな軟水。 普段、僕が秦野で汲みに行く葛葉の泉(湧き水)と同レベルかそれ以上。 日本一の名水の産地とも言われている秦野の水道水よりは塩素が薄く、確実に美味しい。
しかも、無料。 しかも、ペットボトルによる環境汚染対策として政府はボトルウォーターではなく水道水を飲むことを推奨しているらしい。 意識の高さでは完全 ケベック州>秦野市
一方、秦野市の水道水について少し調べてみました。
①塩素について
日本では水道法により衛生面から塩素による消毒を行い、蛇口での残留塩素濃度を0.1mg/L以上保持することが決められています。 秦野市ではそれぞれの配水場で0.4mg/Lの濃度で塩素を調整。一般的に浄水場と末端の家庭の蛇口までの距離が長ければ長いほど残留塩素濃度は下がります。逆にいうと浄水場から近い家庭の水道水の方が残留塩素濃度は高くなる傾向にあります。
②県水を使う理由
現在、秦野市では水道水の約7割が地下水、残りの約3割が県水です。
1)災害時に対応するため。また、水の日常的な供給源として県水を使用している地域もあるとのこと。鶴巻、広畑、南、千村などの地域は県水送水ルートがあるので県水のブレンド率が高めの可能性あり。ブレンド率、地下水50%対県水50%のところもあるとのこと。 ちなみに県水の残留塩素濃度は遠くから送水するため0,7mg/Lと高め。
2)宮ヶ瀬ダムを近隣の市町村と共に維持をしていくという意味もあるらしく、、、
県水に払っている費用は年間:基本料金約4億、従量(使用量)料金約1億。
秦野市は豊富な水資源のおかげで近隣他市と比べ水道水の料金は南足柄市に次いで安い。しかし、水道水の質という点では市内で地域差があったり、日本一の名水の産地としての水道水としてはややもの足りなさを感じてしまう。
ちなみに同じく地下水が豊富な熊本市の水道水は100%地下水、しかも塩素0.25mg/L〜0.3mg/Lと法律で定められた最低量の塩素を加える程度の処理をしている。
実際、0.3mg/Lと0.4mg/Lの水の味はどのくらい違うのか?
「味は大してかわらない」と秦野市の水道局の人は言っていた。
一方、今日電話で話した熊本市の水道局の人は
「0.1mg/L違うだけで敏感な人には塩素の匂いがわかるし、苦情の電話がくる」と言っていた。
熊本市>秦野市
あとは県水は本当に必要なのか? 秦野市全体としては水資源は豊富なのだから供給方法さえ整備できれば、地域に関係なく地下水100%、残留塩素濃度の低い美味しいもっと安い水道水を実現できるのではないのか?
まだまだツッコミどころ満載のテーマです。 取り急ぎ。
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