「ハードからソフトへ」「ステロイド剤から漢方薬へ」
自分の政治的な使命は、「古い」やり方からのギア・チェンジだと当選前からずっと言ってきた。そして、実際に議員になり、市政や財政への理解が深まるにつれて、自分の政策がよりシャープに具体的にイメージできるようになってくる。まずは「こどもの国はだの」から始めてはどうだろうか。
「こどもの国はだの」
すべての子どもたちを、誰ひとり置き去りにすることなく、みんなで本気で応援すれば、まちが元気になる。
「高度経済成長を前提としたハード中心の古い施策」から「人に焦点を当てたソフト施策」へのギア・チェンジ。まずは、こどもに投資をすることで、定住人口増、交流人口増、出生数増、市税収入増、地域経済の向上と、まちに好循環を生み出す。
対処療法的なステロイド剤(公共事業や商店街への補助金や企業誘致による産業振興)から持続可能な漢方薬(住民と向き合い、こどもに力を入れることによって、定住人口、交流人口の増加による民需の高まりで、行政の支援に頼ることなく地域経済の好循環を図る)へ。
一部の人にお金儲けをさせるために税金を注ぎ込むのではなく、暮らしやすいまちをつくれば、結果的にお金儲けはできる。
本市のような人口16万人ぐらいの地方自治体が、独自に企業誘致や産業振興をしたところで、効果はたかが知れている。それよりも、市民一人ひとりのニーズにしっかりと向き合い、選ばれるまちを作れば良い。
秦野は都心から一時間。東京や横浜には多くの学校や企業があり、自然豊か&秦野名水&交通アクセスの良い本市には、リゾート気分も味わえるベットタウンとしての高いポテンシャルがある。
「学ぶ」「働く」は市外で。「暮らす」は秦野市で。子育て世代の転入をターゲットとする代わりに、大学進学や就職による若者の市外流失を防ぐことをある意味、あきらめる。「学ぶ」「働く」の分野で無理を重ねたところで、周辺都市より抜きん出るのは容易ではない。
それよりも「子育てするなら、秦野市で!」とアプローチをかける。これが本市の地理的な強みを意識した戦術。選択と集中とは、全てを総花的に追うことではなく、何かを諦める勇気を持ったり、物事の優先順位をきちんと提示すること。それを示すことがリーダーとして最低限の役割だ。
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