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「無知の知」

議会は一般質問だけではありません。

一般質問は議員にとって自由に自分の意見を述べられるとても貴重な場です。

しかし、議案を審議したり、陳情や請願と言われる市民からの要望を話し合うことの方がより具体的で、より現実を変える力を持つ、議会の果たすべき役割の一つなのではないでしょうか?


先日、僕の所属している環境都市常任委員会(三つある委員会の一つ)で「市に気候非常事態宣言を求める陳情」について話し合われました。陳情の内容は下記リンク先。https://www.city.hadano.kanagawa.jp/…/…/petition_03_2019.pdf


結論から先に言うと「継続審査」。6名が審議をする中、採択2名、継続審査2名、不採択なのかよくわからない口ゴモゴモ組が2名。


僕は「採択」を最後まで主張したのですが、話は平行線。一人でも意見が食い違うと委員会全体としては「不採択」になってしまうというルールがあり、最後は「継続審査」に妥協。 続きは6月議会でまた話し合われる予定です。


気になった点をいくつか。


1、陳情はあるテーマについて議員に考えさせるとてもいい機会になる。


今回の議論は盛り上がったので良かった。陳情者も結果には納得していなくとも議論にはある程度満足して頂けたのでは?

ただし、普段の話し合いは他の委員会を見る限り、盛り上がりすらしていない。 弱い個が周りを気にしながら弱々しく話し合っている光景を見るとやはり日本人には議会制民主主義なんて到底無理なのではと思ってしまう。私たちはこういうディベートするような教育を受けてこなかったというのはすごく簡単です。しかし、明治時代以降、この話し合いによる制度を西洋から導入して一体どのくらい時間が経ったのでしょうか?

「私たちには向いていない」なんていう言い訳はプロである我々議員には決して許されるはずはありません。


この気候非常事態宣言、神奈川県と鎌倉市ですでに宣言をしています。


要はどれだけ危機感を持っているのか?またはどれだけ意識が高いのか?によって地球の平均気温上昇みたいなテーマに関する態度は変わってくる。 当然、個人差がすごく出る問題です。


僕はこの問題について自分が意識が高いなどとは決して思っていません。(この分野に関してはまだまだ勉強不足。これからもっと勉強していかなければならない。)

ただし、最近の気候が自分の子供の頃と比べると随分変化してきているのは実感できるし、国連が嘘をついているとは到底思えない。

「そこにゴミが落ちているならみんなで拾いましょう」 「電車の中で妊婦の方やお年寄りの方を見かけたら席を譲りましょう」 と同じように 「温室効果ガスを地球上のみんなで減らしていく努力をしていきましょう」を考えている。


もちろん、そこには企業活動にとって大きな影響を及ぼすCO2排出量の問題を含んでいる。だからこそ、行政がこういった問題をリードできなくてどうするのだという考えもある。まして、秦野市は自然が豊かなのだからこういった取り組みにはいち早く参加をしてアピールしていくことが大事だいう考えもある。


話は少しそれますが、今年の始めに仕事の関係でオールバーツというシューズブランドの日本での第一号店オープニングパーティーに行って来ました。このメーカーは持続可能なモノ作りが注目されているブランドで、2019年にはカーボン・ニュートラル(事業活動で起きるCO2排出量と、自然エネルギーの活用や植林などによるCO2吸収量が同じ状態)を達成したとのこと。

サステナビリティを購入動機として考えている消費者は増えている。しかし、こうした消費者動向も随分と前から言われているわりにはなかなか変わりきれていない現実があるように僕には思える、、、


「無知の知」という言葉があります。 己の無知に自覚的であれということです。 己の無知に無自覚なのは議員としては最低です。 別に今知らないことが罪なのではない、大切なのは「汝自身を知れ」の精神なのではないでしょうか?


2、「執行部(行政)と歩調を合わせる」という考え方。


今回継続審査に落ち着いた主な理由の一つに宣言をしても実体が伴合わないのなら宣言しても意味がない、まだ時期尚早である。執行部(行政)と議会が歩調を合わせることが大事であるという意見がありました。


しかし、僕は行政が動かないのなら政治が外堀を埋めて(宣言を採択して)実行させるのも議会の役割なのではないのかと主張しました。

議長は「我々市議会は執行部(行政)と適度な緊張状態を保ち」という発言をよくしていますが、、、

現実は長くやっているとなあなあの関係、リスクを背負う(宣言する)ことを避けるためにお互いをなんとなく気遣い、忖度する関係が出来上がっているようにしか僕には見えません。


実体が伴合わない可能性があるのであれば話し合えばいい。 今回の1〜4の陳情事項。2の内容(下記)が一番ハードルが高い。


「 秦野市に必要な「適応」と「緩和」のための対策を検討・作成し、同時に市内の温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにするための計画を立て全力で取り組む。」


これだけを除いてまずは宣言するのが大事なのでは?という妥協案も提案したのですが、、、


議会は一般質問だけではありません。 各委員会も一般市民の傍聴が可能です。 直接、足を運んでどの議員がどんな発言をしているのか?チェックしてください。 無観客試合ではプレーヤーは決して成長しません。


僕もまだまだ発信が足りていない。 今年は一年目なのでとにかくインプット(勉強)する時間を頂きたい。二年目からはいろいろな形での発信も行っていく所存です。とにかく市民の皆さんと一緒にこの市議会を盛り上げて行かない限り、現実は何も変わりません。


秦野市議会、どうかよろしくお願い致します。

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